初めての心療内科・精神科。初診では何をするの?
「心療内科や精神科を受診したことがないので、何をするのかわからない」
「いきなり診察室でいろいろ聞かれるのかな?」
初めて受診される方にとっては、そんな不安もあると思います。
今回は、ここからクリニックの初診がどのように進むのか、一般的な流れをご説明します。

① 受付
まずはインターネット・電話にて受付をしていただきます。
初診日は健康保険証やマイナンバーカードなど、必要なものをご提示いただきます。
初めての場所では緊張すると思いますが、わからないことがあれば受付スタッフに遠慮なくお尋ねください。
「今日はどんなことを相談したいのか」を簡単にお伝えいただければ大丈夫です。
② 問診
次に、現在の状態について、
「いつ頃からつらくなったのか」
「どのような症状があるのか」
「眠れているか」
「食欲はどうか」
「仕事や学校、家事などに影響が出ているか」
「現在、どのようなことで困っているのか」
などについて確認します。
すべてをきれいに整理して話す必要はありません。
「何がつらいのか自分でもよくわからない」
「いろいろありすぎて、どこから話せばいいかわからない」
という場合も、そのままお伝えください。
問診を通して、一緒に整理していきます。
③ 診察
問診の内容をもとに、医師が直接お話を伺います。
ここでも、無理に話をまとめる必要はありません。
医師からいくつか質問をしますので、答えられる範囲でお答えください。
また、
「こんなことを話していいのかな?」
と思うようなことでも、気になることがあればお話しください。
反対に、その時点では話したくないことがあれば、無理に話す必要はありません。
診察では、お話の内容や現在の状態を確認しながら、必要に応じて治療や今後の対応について考えていきます。
④ 今後の方針を一緒に考えます
診察が終わったら、
「これからどうしていくか」
を一緒に考えていきます。
症状や状態によって、
・しばらく経過をみながら相談していく
・生活リズムなどについてアドバイスをする
・薬による治療を検討する
・心理的な支援を検討する
・必要に応じて他の医療機関や専門機関をご紹介する
など、対応は一人ひとり異なります。
「薬はできれば飲みたくない」
「仕事を続けながら治療したい」
「まずは話を聞いてほしい」
など、ご希望があれば遠慮なくお伝えください。
治療について一緒に考えるためにも、患者さんのお気持ちは大切な情報です。
初診は「病名を決めるためだけ」の時間ではありません。
心療内科・精神科を受診すると、
「すぐに病名をつけられるのでは?」
と心配される方もいらっしゃいます。
しかし、初診では現在の状態やこれまでの経過、生活への影響などを確認しながら、まずは状況を整理していくことが大切です。
一度の診察だけでは判断が難しい場合もあります。
そのため、必要に応じて何度か診察をしながら、状態の変化を確認していくこともあります。
「うまく話せるかな?」と心配しなくても大丈夫です
初めての心療内科・精神科では、緊張するのが自然なことです。
話が途中で止まってしまっても、
涙が出てしまっても、
話がまとまらなくても、
「何を話せばいいのかわかりません」と言ってしまっても、
大丈夫です。
まずは、今困っていること、気になっていることを、そのまま聞かせてください。
私たちが一緒に整理していきます。
「病院に行ったほうがいいのかな?」
そう迷っている段階でも、相談していただいて構いません。
心の不調は、早めに相談することで、これからの過ごし方を考えるきっかけになることがあります。
一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。